健康対策

自然治癒力

問診

自然治癒力とは、人間が持つ生命力そのものです。 人には、もともと、自分の身体を健康な状態に戻す力が備わっていて

1つは、身体の機能のバランスを正常に保つ (恒常性維持) の機能

2つ目は、病原菌など異物の侵入、変質した自己細胞を殺傷して身体を守る (自己防衛=生体防御) 機能

3つ目が、壊れた細胞を修復したり新しいものに交換する(自己再生=修復・再生) 機能です


日常の動作、仕事や スポーツや怪我などで、身体を左右均等に使わず、どちらかに偏重した使い方をしたり、同一姿勢で長時間仕事をしていたり、無理に身体を動かしすぎたりすると徐々に身体は歪んできます。
また、心身に疲労やストレスが溜まった場合も、同様に身体の歪みを生じます。

私達の身体は骨格筋という筋肉が骨を固定して骨格を支えており、この骨格筋の緊張が、身体の前後や左右で均等であれば骨格は正常な位置に保たれますが、骨格筋の緊張に差が出ると、強く緊張している側に引っ張られて骨格が歪んでしまいます。


心が歪むと身体も歪む

身体の動かし方だけでなく、感情の起伏でも身体は歪みます。その方の心の持ち方で、身体の歪みの癖ができます。
つい怒ってしまったり、落ち込んだりといった、そんな心の癖を持っていませんか?
例えば、悲しい時には背中を丸め、うつむきかげんになったり、 物事がうまく進んでいない人は、肩を落とし背中を丸め下ばかりを見たりしてますよね。
そんな姿勢ばかり続けている人は身体も歪みやすくなります。できるだけ、姿勢良く、前を向いていきたいものですね。

施術

健康の基本

1.整った骨格イコール「ゆるんだ体」

歪みがあると筋肉を緊張させる事で全身のバランスを保とうとします。 結果、過剰な筋緊張が生まれコリ固まりやすい体となります。
歪みが少ない程、不必要な緊張が起きないので柔らかく、コリ固まりの起きにくい体となります。

2. 十分な睡眠を摂りましょう

睡眠不足は健康に大きな影響を与えます。
現代社会は、生活様式が多様化しており、睡眠不足や睡眠の質の低下が問題になっています。
中高年世代にとっても、長時間残業や交代制勤務、深夜営業の店舗で働く方など、不規則な労働環境が睡眠に大きな影響を与えています。
「生活のためやむを得ない」と割り切っている中高年の方も多いですが、健康あってこそ働く事もできます。 睡眠の重要性を認識し、何とか十分な睡眠がとれる環境を確保するようにしましょう。  

〔睡眠不足による影響〕
人間の体は、昼間活動して、夜は休むようにできています。睡眠不足の状態が続くと、疲労が解消されないため体は常に疲れているような状態になり、疲労が蓄積して行きます。
また、人間の体にもともと備わっている自然治癒力がうまく働かないため、怪我をした部分や体の傷んだ部分の修復が遅れます。免疫力も低下して抵抗力が落ちるため、病気にかかりやすくなります。
睡眠不足は、美容面にも影響を与えます。肌をきれいにするプロラクチンなどのホルモンは睡眠中に分泌されますが、睡眠不足ではこのホルモンが十分に分泌されず、肌荒れがひどくなったり、しみやシワが増えたりします。睡眠不足は頭髪にも影響を与え、抜け毛や白髪が増えたりします。 このような疲労回復や美容面の影響の他に、精神面への影響も見逃すことはできません。
睡眠は、疲れた脳を休ませリフレッシュさせますが、睡眠不足では脳の疲れをずるずると引きずることになり、ストレスがたまって行きます。脳は取り込んだ情報を睡眠中に整理し、記憶を定着させるという事を行っていますが、睡眠不足ではそれも十分に行われず、傷ついた脳細胞の修復も行われません。その結果、思考力や判断力の低下を引き起こし、悪化すると不安状態やうつ状態を招く事にもなります。 判断力や思考力が低下し、イライラしたり、少しのことでカッとなりやすくます。
健康で生き生きとした毎日を過ごすためには、睡眠は何よりも大切です。

3.腸を冷やさない

人間の免疫機能の60%程は腸管に集まっています。体温が35℃になると、免疫機能はほぼ停止すると言われています。腸壁細胞が機能不全となり、本来なら通過できないはずの大きなタンパク質分子までが体内に入ってしまい、体は抗体を作ってしまいます。これにより、アトピーやアレルギー、難病と言われる様々な症状を引き起こす原因となります。腸は生物の発生の源です。全ての臓器は腸から分化したものです。源の腸にダメージを与えることは全身に多大な悪影響を及ぼします。また、腸と脳は密接に関連しあうため腸のダメージは脳へのダメージとなりやすく、うつ病や精神障害なども冷えから起きる事も有りえます

4.太陽の光を浴びる

日の光には殺菌作用があり、骨や皮膚を丈夫にし、自律神経のバランスを整えてくれる効果があります。紫外線を気にしすぎて、日に当たる時間が不足したり、長時間エアコンに依存してしまったりするとリモデリング(細胞の新陳代謝)機能が低下して体温調節がうまくいかなくなり、免疫力の低下を招きます。

5.長時間の不均等な身体動作(仕事・スポーツ等)

野球・ゴルフ・テニスなど、利き腕を酷使し、体の左右どちらか一方に偏った運動や姿勢を繰り返す動作は、体の左右差や歪みを助長してしまいます。やりすぎや無理は禁物、運動後には充分体を休めて下さい。筋肉の偏りから生じる歪みなので、充分に筋肉を休ませる必要があります。